バンドのサポートメンバーを探す手段について紹介していきます。特に「音楽やっている知り合いなんていないしどうしよう」「誘いたい人はいるけど、もうバンドやってるしなあ」という方はぜひご覧ください。また、依頼する時に必ず伝える事になる「ギャラ」に関してはどう考えるべきなのでしょうか。併せて解説します。
目次
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バンドのサポートメンバーの見つけ方は主に4種類
バンドのサポートメンバーを探す方法はおおよそ4種類に分けられます。
それぞれのメリット·デメリットを紹介しますね。
1:知り合いに依頼する
·メリット
友人·知人に依頼する場合は、最初から人となりが分かっていますし、基本的に特別な手続きもなくサポートメンバーを任せることができるはずです。
また、今さら演奏の技術などを調べる必要もありませんよね。
·デメリット
「楽器をやっている友達」がいないと成り立たない方法です。
また、「音楽をやっている友人は多いけれど、みんな別のバンドに入っている」という場合も頼めませんよね。
それから「知り合い」という気楽な関係だからこそ、
「雑にサポートメンバーの依頼する→雑にサポートメンバーを引き受ける→後からギャラのことなどで揉める」という事もあり得ます。
近しい関係の人に頼むときほど、細かな条件をシビアに詰めておくべきです。
2:誰かに紹介してもらう
·メリット
「音楽をやっている知り合い」がいなくても成立する方法ですね。
また、「この人ならサポートメンバーとして紹介してもいいだろう」と考えてくれるわけですから、(妙な思惑が入り込まない限りは)演奏技術が低い人や、人柄に問題のある人が来ることもないはずです。
·デメリット
「音楽をやっている知人」がいなくても成り立つことは確かですが、
「『音楽をやっている人』を知っている人」がいなければ無理ですよね。
ですから、結局のところ「全く音楽に関わっていない人」が紹介してくれる可能性は低いです。
また、「はい!この人が私が紹介するサポートメンバーだよ!頑張って頼んだんだよ!」などと言われると断りにくいですよね。
たとえ「ギャラが釣り合わない……」と感じても言い出しにくいかもしれません。
3:インターネット上で見つける
·メリット
「バンド サポートメンバー 募集」などで検索すればいくらでも引っ掛かりそうです。
音楽に携わっている知り合いが全くいなくても、サポートメンバーを見つけることが可能ですね。
·デメリット
ギャラ、音源などをはじめとする「条件」を明記していないと、誰もサポートメンバーとして名乗りをあげてくれません。
また、「いくらネット上でメッセージなどを送り合っても、結局のところ会ってみないと人柄が分からない」という懸念もあります。
特に女性バンドが男性のサポートメンバーをネットで募集する場合は気を付けましょう。
4:サポートメンバー派遣業者を使う (インペグ)
メリット
「バンドのサポートメンバーを派遣してくれる業者」が近年増加しているようです。
ギャラなどの「契約面」も前もって綿密に決めますから問題が起きにくいです。
·デメリット
他の方法に比べるとコストが高くなりやすいです。
1回で2万円以上かかると考えておくべきでしょう。
サポートメンバーを探す前にまとめておくべき3つのこと
1:ギャラなど
- ギャラ
- 交通費が出るかどうか
- リハーサルの回数
- トータルの拘束時間
などを事前に決めてからサポートメンバーを探しましょう。
言うまでもありませんが、「交通費はこちらで全額出します」というほうが喜ばれます。
2:どのように演奏してほしいか
実は「おまかせします」と、サポートメンバーにほぼ丸投げしてしまうバンドが少なくありません。
それは依頼される側としては非常に面倒です。
また、後からサポートメンバーと揉めて、結局時間がかかってしまう可能性が高いです。
ただ、言葉で説明できる部分は少ないですし、
バンド演奏の録画や録音を観て(聴いて)もらって、「こういうふうにサポートしてほしいです」と伝えるのがおすすめです。
そうすれば、サポートメンバー側からも「ちょっと難しいので、こう変えてみてはいかがでしょうか」などのアイデアが出てくることでしょう。
3:サポートメンバーに渡すもの
- 音源
- 歌詞
- コード譜
基本的にこれらをサポートメンバーに渡します。
コード譜を準備しないバンドが少なくありませんが、
それだとギャラがアップしたり、そもそも断られたりする場合が多いです。
また、「最初からコード譜作成込みでお願いして、ギャラを高めに設定する」というのも良いでしょう。
音源についてはあまり高品質でなくて大丈夫。
「曲の尺」と「なんとなくのイメージ」が伝わればOKです。
依頼は「単刀直入」に行おう
あとは依頼するだけですが、
「ギャラは○○円で考えています」「拘束時間は○時間です」などと言葉を濁さずに伝えましょう。
そのほうが相手も助かります。
また、そうでないと変な探りを入れているように思われて、断られるかもしれません。
まとめ
バンドのサポートメンバーを見つける方法を紹介しました。「友達に頼む」というのが一番気楽ですが、だからこそ「ギャラ」などの部分はきっちり詰めましょう。そうでないと、その後の「音楽以外での付き合い」がなくなるかもしれません。あとは、ネットで見つけたり業者に頼んだりする方法があります。