社会人バンドはプロデビュー可能か?仕事はどうするべき?

社会人バンドはプロデビューできるのでしょうか。
結論から言えば「できる」のですが、様々なハードルがあります。
ですが、社会人バンドだからこその強みもあるので併せてお伝えしていきます。
「バンド活動のために仕事を辞めようか」「そもそも自分たちはプロになりたいのだろうか」などとお悩みの方はぜひご覧ください。

なぜ社会人バンドはプロになりにくいのか

正直に言って、社会人バンドはプロになりにくいです。

その理由はほぼ一つに集約されます。

バンド活動ができる時間が少ない

社会人として仕事をするわけですから、バンド活動ができる時間は限られます。

12日の休日と、仕事の後のわずかな時間にバンド練習をする事になるでしょうか。

しかも、バンドメンバーと休日や終業時間が重なっていないかもしれませんから、「結局ほとんどバンド練習ができない」という事態になってもおかしくありません。

社会人バンドを続けるなら「ビジョン」をハッキリさせましょう

ここまでお読みになって「いきなりプロって言われても……」と感じた方もいる事でしょう。

この「本当にプロになりたいのか」という部分を含め、バンドメンバー内でいくつかハッキリさせておくべき事があります。

1:本当にプロになりたいのか?

繰り返しになりますが、まずはコレです。

「絶対にプロになる!」というのであれば、仕事以外の時間は全部バンド練習に使うくらいの意気込みが欠かせません。

しかも、その意識をメンバー全員が持つ必要があります。

2:プロにならないとしても「どの程度」活動するのか?

そうそう。プロになる気はないんだよ。

と感じた方であっても、一度バンドメンバー内で「どの程度活動していくのか」を話し合っておくべきだと感じます。

それこそ、「たまに集まって自分たちだけで演奏ができれば満足」というのであれば、そこまで必死に休日や終業時間を合わせる必要さえないかもしれません。

音楽は「音を楽しむこと」ですから、これも立派な社会人バンドとしての活動だと思います。

そして「ライブを年に12回行いたい」というのであれば、ある程度はそれを見越して仕事の時間などを調整する必要があるでしょう。

「スタジオ入り練習」を月1回、ライブ本番の2カ月ほど前からは週1回程度こなしたいところです。

また、「月1回はライブ活動を行いたい」というのであれば、123時間はバンド練習をしたいところです。

こうなると仕事のある社会人にはなかなか苦しいでしょうね。

結婚しているとなるとなおさらです。

社会人バンド特有の武器は?プロになるのも夢ではない

しかし、社会人バンドであってもプロになる事は可能です。

実現までに色々と厳しい経験をするでしょうが「社会人特有の武器」がある事も確かです。

代表的なものを紹介していきましょう。

1:お金の余裕がある

スタジオ費用、レコーディング費用、ライブ関連費用などなど、バンド活動を進めていく上では色々な負担がかかる事になります。

ですが、「メンバー全員が会社員、しかも正社員」というのであれば、これらの費用で困る事はあまりないはずです。

「アルバイトのほうが時間の自由があって、バンド活動がしやすい」という考え方もあるかもしれません。ですが、正社員に比べて大幅に給料が安いでしょうし、「ヘトヘトになるまでバンド練習→深夜バイト」というのは精神的に苦しいはずです。

それよりも「正社員の仕事をしながら、ゆとりを持ってバンド練習」というほうが、良いのではないかと思います。時間の調節だけを頑張りましょう。

「苦労をしてこそロック」という考え方もあるかもしれませんが、それで気持ちよくなれるのは自分たちだけ。音楽を聴いてくれる人には関係ありません。

2:社会人バンドを「ビジネス」として捉える事ができる

社会人バンドもプロデビューしたのであれば、最終的な目標は「売上を出すこと」となります。「音楽自体を極めるのも大事」というのも確かですが、「売れるために音楽性を変える」という事も、プロであれば求められるかもしれません。

そして、会社の仕事の目的も「売上を出すこと」ですよね。

普段の仕事を通してこの感覚を身につけていれば、「どうすればバンドとして稼げるのか」「バンドとして効率よく利益を出せばいいのか」などが考えやすくなるはずです。

実は社会人でも誰でもプロになれる時代です

一昔前までは「どんどんライブをしてファンを増やしていく」事しか、バンドとしての知名度を高めていく方法はほぼありませんでした。

ですが近年ではSNSや動画サイトなどを利用して、社会人バンドとしてアピールする事ができます。

極端に言えば「社会人バンドとして、演奏動画をYouTubeに投稿。それが数千万~数億再生されて一躍世界的バンドに」という事さえあり得ます。

また、そこまでいかなくとも「演奏をYouTubeに投稿していくだけで食べていけるようになる」事もあり得ます。「プロバンド=演奏で生活できるバンド」と定義するのであれば、これも立派な「プロ社会人バンド」と言えるでしょう。

「仕事とバンド活動の両立は……」「時間の捻出は……」「プライベートは……」などと、何かと思い詰めてしまう人もいるでしょう。

しかし、まずは一度肩の力を抜いて「どうすれば多くの人に演奏を聴いてもらえるのかな」「演奏をお金に換える方法が他にもあるんじゃないかな」などと考えることをおすすめします。

もちろん、バンドメンバー全員で話し合うことが大事ですよ。

まとめ

社会人バンドのプロデビューを阻む最大の壁は「時間の問題」です。しかし、社会人としての収入があるからこそ、金銭的・精神的余裕を持ってバンド活動ができるという側面も。

また、「ライブ会場でのライブ活動」以外にもバンドとしての知名度を上げていくことができる時代です。視野を広く持ってバンド活動をしましょう。