菅田将暉と松坂桃李の共演映画『キセキ あの日のソビト』あらすじ

菅田将暉と松坂桃李の共演映画『キセキ あの日のソビト』あらすじ

”GReeeeN”の名曲『キセキ』ができるまでを菅田将暉と松坂桃李の共演で綴るのが映画『キセキ あの日のソビト』です。登場人物がお互いを思って時には衝突していくストーリーに引き込まれつつ、人気グループがいかにして苦難を乗り越えたのか?あらすじや感想を紹介しましょう。

1.あらすじ

ジンは「ハイスピード」という名のメタルバンドにて、小さなライブハウスで音楽活動をしていました。しかし、彼の父である森田誠一は厳格な医者…バンドで殴り合いをしたことからジンを厳しく叱るのです。
母の珠美や弟のヒデはその様子を心配していました。

ジンはプライマルミュージックからメジャーデビューの誘いを受け誠一にそのことを話しますが、「好きなことばかりやってるとバカになる」と叱り、ジンは「バカなまま音楽を続けます!」と反論。

すると誠一は殴りつけて刀すらも取り出したその時、病院からの呼び出しによりジンは助かりつつも家を出て家賃12万の部屋を借り、本格的に音楽を始めついにCDが発売。雑誌にも載ったことで家族に知らせますが、誠一は「医療に比べて命のやり取りもない音楽はお遊びだ」と一蹴…ジンは家を後にし、曲の収録のため売野の元へ。

しかし、曲の方向性が合わないことで口論になり、バンド仲間ともギクシャクして解散することになったのです。

その頃、ジンの弟のヒデは医学大の受験に落ちて歯科医師を目指し、ついに歯学部の大学に合格。大学でナビ、クニ、ソウと意気投合したことから「音楽をやろう」と言うことになって、河原で歌を合わせたことをキッカケに『声』のデモを完成させるのです。

それをジンに聴いてもらい彼の打ち込みにより編集されたデモ音源が完成。ジンは彼らの才能を見込んで売野に『声』の曲を紹介するとCDデビューの話を持ち掛けられました。

ジンからそれを聞いたナビやソウ、クニは盛り上がりますがヒデは「歯医者にならなきゃいけないから…」と言ってデビューを渋ります。それでもやりたいことを考えた末にデビューを決め、一人づつ収録して『道』を完成。グループ名を”GReeeeN”と名前を決めてCDが発売されるのでした。

しかし、ヒデは学業を疎かにしたことで進級が危ぶまれたことにより、いったんGReeeeNの活動を止めて勉強に専念することに…ジンはすぐにでも新しい曲を作り始めたいと思っていたこともあり、ヒデを「自分の気持ちに真っ直ぐじゃないのか!?」と責めます。

ヒデは再び考えを改めてナビたちに「お前がいるからGReeeeNなんだろ!」と言われながらも『キセキ』を作り始めるのでした。

完成した『キセキ』は学校の人たちも口ずさむほど人気になり、誠一が担当する拡張型心筋症を患う女の子の励みとなっていると知ります。音楽は手術のための応援にも役立つと知った誠一は「音楽をやりたい」と言い出したヒデに「GReeeeNみたいな曲を作れるようになれ」と伝え、その後メンバーは歯科医になって活動を続けました。

2.感想・見どころ

ジンのライブはパンクスタイル!

映画の冒頭でジンが『UNCHAIN』をライブで歌うのですがパンクな曲に合わせて観客が「おぉ!」と歓声を上げて勢いがとってもありましたね。ジンはフードを被ってクールに歌い、他のメンバーの服もパンク風なのが印象的です。そして、盛り上がった観客がステージに上がってきて絡むのですが、それを殴って席に戻すという激しいワンシーンを繰り広げていたのが見どころでしょう。

ヒデたちの歌はとってもポップ

ヒデの最初の印象は、美香の働くCDショップで”海援隊”のCDを買って彼女に「渋いね」と言われたのには思わず同意してしまいましたね。

そんな彼が大学で歌を始めるとのことでどんな曲になるかと思いきや、とってもポップ!ナビ、クニ、ソウたちのノリも明るくて、高音の通る歌声、低音パートやラップパートを分けながら『声』を作り上げていく姿は若々しさも感じられます。

初ライブは”グリーンボーイズ”と名乗って主に学生を呼んで披露した際には「ラララー♪」と共に腕を大きく左右に振って会場を盛り上げました。

『キセキ』を収録する際にメンバーたちは熱意を持って歌い上げていたのも今作の見どころですね。その後、GReeeeNとして曲を発表した際には顔出しはせずにいましたが、歯科医としての志を持った彼らはそのスタイルを貫き、今でも応援される存在なのは確かでしょう。

音楽づくりの厳しさも伝えるストーリー

ジンたちの歌を取りまとめる売野は、「メタルのイントロのリズムと合っていない」という基本的なことから、「サウンドをポップにしないとメジャーじゃ通用しない」、「サビで泣かせる感じを出して欲しい」というパンクは売れないことを前提に方針自体を変えろということまで厳しく指摘していました。

ジンも売れなければ音楽が続けられないと考えていたので、怒るメンバーを抑えつつ進めていましたが最期には解散することになり、好きな音楽を続ける難しさを感じさせるのです。

一方、ヒデは歯科医になるため学業が疎かになったり、音楽活動を認めない誠一に遠慮もあったりと障壁は大きく…それでも仲間に誘われ、ジンに背中を押されて続ける決意をする姿には心打たれます。

ジンもヒデたちの曲を取りまとめるにあたり、売野に言われたことを念頭に置きつつ曲作りを厳しく進めていたことから、彼らの経験が色々なところに生きているのだと感じました。

3.まとめ

音楽によるメジャーデビューの厳しさをジンとヒデの兄弟を通して良く伝えているストーリー。彼らを取り巻く友人や家族によって支えられ、ケンカもしつつGReeeeNとして完成していったのだと感じましたね。

「人気グループにもこんな過去があったのか…」と思いつつ、歌っている彼らの楽しさや必死さも伝わってきて、個人の悩みに注目しつつも共感できる映画でした。

映画『キセキ ーあの日のソビトー』 | “キセキ”の大ヒット!
http://kiseki-movie.com/

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