早いもので今年も下半期ですが音楽は好きだけど最近、新しいアーティストに出会えていない……情報の濁流のなかで、瞬間風速的ではない、いまのムーブメント、そしてこれからを知りたい。そんな人に、ぜひ読んでほしく書いております!
では早速どうぞ!
目次
Rip van cats
ネオレトロポップスは全年代の耳を鷲掴む!
2022年9月に活動を開始し、「ネオレトロポップス」をコンセプトに活動するニュージャンルな4人組バンドRip van cats。粗いブラウン管越しに届けられるような昭和歌謡サウンドは、リスナーを瞬く間にバブル期にタイムスリップさせる。
昭和歌謡をルーツに、ポップス、ダンスミュージックの要素を現代的な感覚で再構築。どこか懐かしく、それでいて新しい”ネオ・レトロ・ポップス”の世界を提示するバンドサウンドが魅力。
楽曲だけではなく、まるで80年代アイドルなVo.mariaのルックスやライブパフォーマンスまでもが昔懐かしく、その佇まいは逆説的に現代のライブハウスシーンに新しい風を吹かせている。
楽曲は、きらびやかなアレンジとどこか切なさを帯びたメロディが印象的。ダンスポップナンバーでありながら昭和歌謡特有のドラマ性と、現代的なビート感が融合した、バンドの真骨頂ともいえる曲に仕上がっている。
昭和歌謡改め、令和歌謡。
昭和歌謡を“再現”ではなく“再構築”する存在として注目を集める彼らが掲げる「令和歌謡」、古き良き日本の歌謡曲の影響を多分に受けていることが音源にもしっかり出ている。
その現在地を示す1枚となる1stアルバム「Neo Retro Pops」はCDショップではSOLD OUTになるほど。
まさに今飛ぶ鳥を落とす勢いがあるのである!
昭和歌謡の世界観を軸に、次第に独自の音楽性を確立していく。2023年頃より、楽曲のみならずファッションや振り付けに至るまで昭和スタイルを徹底したパフォーマンスが注目を集め、音楽好きを中心に話題となる。 2025年にはTikTokに投稿した動画が150万回再生を記録し、一気に認知を拡大。現在は都内を中心に精力的なライブ活動を展開中。
スランプガール
稀有なメロディーと言葉のセンスで魅了!
東京都中野区鷺宮発!エモかわいい10代4ピースバンド「スランプガール」ライブでは楽器隊それぞれのソロが目玉で超大盛り上がり間違い無し!ライブに来る前に是非聴いておいてほしい!!
このバンドの引き込まれる要素として浮遊感とオルタナティブな感じがありながら、等身大の言葉と繊細なサウンドバランスにある。
感情の芯はとても切ない。
時間がゆっくり流れているような感覚と、派手な演出や極端な感情表現ではなく
「生活の中にある心の揺れ」を丁寧に切り取る感覚。
気づけば、自分のための歌のように感じてしまう瞬間を幾度となく体感出来るのがとても魅力的。
バンドを代表するかの様な素晴らしい一曲
まだ10代というところに恐ろしい才能を感じている
アイスクリィムモォメントという一曲は海外からの評価も高く、和を感じる楽曲の中で切ない歌詞にこれ以上の正解はないであろうメロディに嵌まる言葉の数々。
その非凡なメロディーセンスに得体の知れない将来性を感じています。
誰とも似ていない言葉を畳み掛けるように紡いでいく。
歌詞の中にある「先の見えない導火線に火を灯す」というフレーズの比喩的な表現に想像力を働かせられたり
「8月、誰かの夏になるあなたへ」などという一回聞いただけで意味がわかるけれど、あまり聞いたことがない表現。
このような主観的と客観的な答えとしてとても秀逸なキラーフレーズが素晴らしい。
FCO.
実力派バンドのフランチャイズ!?
Tempalayのフロントマン 小原綾斗の神出鬼没ニュー・バンド”小原綾斗とフランチャイズオーナー”が、昨年改名をしたバンド。
バンドは名前を”FCO.”(エフシーオー)へと改名
サポートメンバーに
Ba.佐々木集(PERIMETRON / millennium parade)
Dr.松浦大樹(saccharin / She Her Her Hers)
Gt.加藤成順(MONO NO AWARE / MIZ)
cho.Kaya Lizとこの世代のアベンジャーズのようなバンドメンバーなのである。
静と動の中にロマンティシズム
サイケデリックなアプローチを基軸としつつ、近年のTempalayのシティポップ、1960年代プログレッシブロックな音源よりもバンド感が強くみられる。
ミニマルなループを軸としたアンサンブルと、ブーンバップやジャージークラブも飲み込んだ多彩なビートが実力者揃いのメンバーによるフィジカルな演奏で魅力を伝えている。毒の混じったリリックはVo.小原らしいユーモアを感じさせるが、そしてアルバム全体を通して見えてくるのはもう一つの顔であるロマンティシズムが確かに伝わってくるものがある。
OddRe:
今いちばんやる気のある新人バンド
長年にわたり名だたるアーティストを次々と輩出し続けている音楽塾ヴォイスから、VaundyやChilli Beans.に続き、またしても新たな才能が放たれた。その名もOddRe:(オドレ)
音楽塾ヴォイス出身の3人によって2024年に結成されたOddRe:は、ブルースロックやファンク、ディスコ、ヒップホップ、ハウスといった海外由来のサウンドを基盤に、J-ROCKやヴォーカロイド的なメロディアスかつ変幻自在な展開サウンドで注目を集める新鋭だ。
ネットカルチャーの時代性、ストリートの魂、デスクトップミュージックの自由さ、そして背骨に貫かれたロックマインド。それらすべてが先鋭的。
緻密に構成されたリバイバル精神
OddRe:の奔放で今っぽい感性と、確かに宿るリバイバル精神。それがまったく新しい何かの始まりを予感させる。
聴けば体が自然に動き出すような鋭いバンドサウンドに遊び心あるトラックが重なり、その上を日本語×英語×古語×ネットスラングがミックスされた歌詞が自由に飛び回る。
その世界を創り出すのはソングライター・SOI ANFIVER(Gt/Comp)の頭脳。そしてOddRe:をOddRe:たらしめるのは、圧倒的な歌唱力のAirA(Vo)と唯一無二の声を持つユウキ サダ(Ba/Vo)によるツインボーカルだ。ふたりの声が加わったことで、OddRe:の音楽は「ひとりの衝動」から「バンドの鼓動」へと変わっていく。
なかでもユウキ サダ(Ba./Vo.)は、ベースを手にしてからまだ長くないとは思えないプレイと、歌いながら躍動するライヴ・パフォーマンスで存在感を放つベーシスト。キャリアの短さを感じさせないパフォーマンスは圧巻。
名誉伝説
グッドミュージック製造バンド
名誉伝説は2023年から活動をスタート、2025年からはVo.こたに・Gt.けっさくの2人組バンドとして活躍。
現在は2人組になったものの、もともとバンドとしてスタートして、アレンジはいまもバンド感のある音源でリスナーの耳を離さない。
こたに(Vo.)の儚くも人懐っこい唯一無二の歌声と、けっさく(Gt.)が手がけるポップかつコミカルなライフミュージックが圧倒的中毒性を生む。
キャッチーでフックに富んだメロディーには懐かしさと新しさが見事に同居している。
ノスタルジックだけど新鮮
まず耳を惹かれるのがキャッチーでフックに富んだメロディーの素晴らしさ。曲によってはモータウンの影響が感じられ、懐かしさもあるのだが、それをインディロックなアレンジで消化している。
そして、そのユニークな歌詞の数々からは、丁寧に吟味された美しい日本語にこだわりや美学のようなものを感じられる。
こたに(Vo.)の歌声はほどよく力の抜けた親密さのなかに、たしかな温もりがあって、けっさく(Gt.)のソングライティングの魅力をより引き出している。さらにはその背景にあるモータウンも連想させるもので、「ノスタルジックだけど新鮮」というのはポップスにおいてとても重要だ。
そんな彼らの知名度は瞬く間に広まり2026年4月に開催予定の初のワンマンライブは即日ソールドアウトとなった。
レトロリロン
ポップスど真ん中!
2020年6月にシンガーソングライターである涼音(Vo./Gt.)を中心に結成されたレトロリロン。現在は東京を中心に活動を展開している。 メンバーの多種多様な音楽性によって生まれるジャンルレスなサウンドと中毒性のあるソウルフルな歌声、バックグラウンドが異なる事が強みとなり
ポップス、ロック、ジャズ、ファンクなどメンバーのルーツをミックスしたハイブリッドなJ-POPと、孤独の中に希望と連帯を見つけ出す力強い歌詞の個性が際立つ魅力のポップスバンド。
誰とも似ていない言葉を畳み掛けるように紡いでいく
音楽IQの高さを生かした先鋭的な音楽で様々な世代の心を掴み、着実にファンを増やしつつある4人組ポップスバンド、レトロリロン。
作詞・作曲を担当しているのは涼音(Vo./Gt.)。自らの感情と向き合うことで感情の複雑さを複雑なまま、深く掘り下げて描いている歌詞が素晴らしい。そして、涼音(Vo./Gt.)、miri(Key.)、飯沼一暁(Ba.)、永山タイキ(Dr.)という4人のメンバーが、多彩な楽曲をエモーショナルな演奏で見事に表現している。景色の変化まで感じさせるメロディーやフレーズはとてもポップで心地よく、彼らならではの楽曲アレンジと鋭い視点で描かれた歌詞が魅力的なので是非チェックしてほしい。
名無し之太郎
ネットから音楽シーンに突如出現!
伝統と革新が入り混じった「新感覚・殻破りPOPS」を奏でるアーティストが突如ネットから現れ、その勢いのままリアル音楽シーンに進出。
彼らは函館出身で、林(Vo.)高橋(Gt.)二瓶(Dr.)中野(Ba.)で構成される4人組。
名無し之太郎は、クラシック・ジャズ・フュージョンなどをルーツにするメンバーの技量と、バンドマンにとって必要な天邪鬼精神を持って、ボカロミュージックの発展によりメロディや構成が複雑化しているJ-POPをさらに面白く掻き回している。
ラジオでのパワープレイ獲得やAmazon Musicの“BREAKTHROUGH JAPAN”にピックアップされ、さらに注目を集めた。
今なお、新たなポップスを模索しメジャーデビュー以降は更なる覚醒と言えるほどの成長を1曲1曲に響かせている。
高度なトラックの中でも日本人の身体に馴染む普遍性や和的要素を獲得しているのは、童謡をルーツにする林(Vo.)の歌があるから。ギターレスだからこそ、死生観を乗せた林の歌が力強いまま、耳元で語りかけられるように届く。
天邪鬼精神から生まれた独自の音楽
「オールジャンル制覇できるバンドになりたい」という想いのもと、アルバムには名無し之太郎の振り幅を証明する多彩なサウンドが収録された。全曲に共通して言えることは、再生した瞬間から曲が終わるまで、リスナーを飽きさせない巧みな工夫が散りばめられていることだ。
それはJ-POPにおいて「発明」とも呼べるものかもしれない。
ジャズやフュージョンをルーツにギターレスという編成。
トレンドへの天邪鬼精神とリスナーへの愛から生まれた独自の音楽。
そんな音楽を鳴らしながら、音色作り、アレンジメント、作曲、全てにおいてハイクオリティーであり、アーティストとしての立ち位置も他に似た存在がいない。
ちゃくら
音楽好きにはすぐハマるガールズバンド
メンバーはサクラ(Vo./Gt.) 、ワキタルル(Ba./Cho.)、まお(Gt.)、葉弥(Dr./Key.)という4名編成。
結成のきっかけはBa./Cho.のワキタルルが、同じ学校の3人を誘ったこと。
ユニバーサルミュージックからのメジャーデビュー。
“音楽以外ぽんこつ”とうそぶく4人だが、まだまだ未完成で荒削りながらもそのピュアな音楽性は、この先の成長を感じさせる。
2022年6月に結成され、その年の11月に発表した“海月”で話題となったこのバンドは、すぐにあちこちのメディアや番組から引っ張りだこ。初のワンマンツアーを行った年は〈JAPAN JAM〉や〈RUSH BALL〉にも出演し、〈VIVA LA ROCK〉にも登場した。さらなる飛躍まではもう秒読み段階なのかもしれない。
バンドの体温がしっかりと感じられる
チャットモンチーやyonigeといったシーンの先達を彷彿とさせながらも、彼女達ならではの感性が随所に込められたストレートなギターロックサウンドを武器に、都内で精力的なライブ活動を行っています。
2022年11月には、初のミュージックビデオ「海月」を公開。恋愛に揺れる心をクラゲに喩えた歌詞と、四つ打ちのビートに乗せたキャッチーなメロディーが反響を呼び、同MVはYouTubeで多くの再生回数を誇り邦ロックリスナーの間でじわじわと注目度が高まっている。
歪んだギターサウンドに、静かに感情が溢れるようなVo.サクラの歌声。ピュアな音楽性にさらに無垢なムードを加えるリズム隊。曲を聴くたびに、才能のきらめきを感じていました。
そしてキャッチーなメロディーラインなど、彼女たちが人を惹きつける要素をたくさん持ったバンドだということが分かるだろう。
板歯目
一撃必殺系バンド!
板歯目と書いて「ばんしもく」と読む。ちなみに、「ばんしもく」は漢字変換で出てこないので、「いたはめ」と打つことを推奨する。
圧巻のライブパフォーマンスを武器とする彼ら。元々は爬虫類の分類名で、しかし彼女らが活動し始めてから「板歯目、バンド」でサーチする人が急激に増えたらしい。
2022年の音源デビューから、立て続けに3枚のアルバムをリリース。20歳そこそこの若さに似合わぬガレージ、パンク、ミクスチャー等ラウドロックの流れを汲むヘヴィなサウンド、心に隠し事をしない本音の歌詞、カリスマ性抜群のヴォーカルとドラマーの組み合わせで、ライブハウスシーンを騒がせている二人組。
SUMMER SONIC、ARABAKI ROCK FEST.25、MONSTER baSH、イナズマロック フェス、ムロフェスなど大型フェスにも出演し、超注目バンドとなっている。
露骨なサウンドと洋楽好きはもう虜!
音楽はさらに強烈である。 醍醐味を活かしたプリミティブな、洋邦を織り交ぜたオルタナサウンドが鳴り響く。それでいて多彩なアプローチを持つバンドサウンドに、「本当のことを言ってやりたい」という衝動と「夢を見ていたいんだ」というロマンティシズムが混ざり合った、シュールで鋭利な歌詞。
鋭利にしてキャッチーなギター・リフ、感情の起伏とともに変化するビート。
若さの衝動だけではない、何か別の存在を感じてしまうバッキバキの音である。
反抗的でいて攻めているし、だが音に対する覚悟が痛いくらいにまっすぐにぶつけてくれる。そんな思いを感じることが出来る熱いバンドである。
SNSをうまく使った広告が正しい時代に、正しくないライブをやり続けていて、そして毎回がヌルくない。
媚びず、かといって斜にも構えず素直でかわいいのに出音にぶっ飛ばされる。
努力とか研究でたどり着ける場所ではない。
変に「若い、かわいい」とカテゴライズされることを、最初から拒否する姿勢も勝手に感じてて実に生き様がロック。
まさに目には目を、歯には歯を、板には板を、音には音を。
あなたもぜひライブハウスで世紀の大乱闘の目撃者になってみては?
sympathy
まるでシンデレラストーリーなバンド!
2011年、高知県の高校の軽音楽部で結成された4人組ガールズバンド。
『心と体を揺らす、揺れるロック』を掲げ、日常に潜む“毒”や“本音”を忍ばせた、ジャンルにとらわれないストレンジポップを生み出す。
たった一回の東京でのライブが所属事務所の目に留まり、レーベル、CONNECTONEに至ってはライブも観ず音源だけで契約してしまったというシンデレラストーリーで、2015年7月にインディー流通盤となるミニアルバムをリリースした、という経歴のグループだ。
高知県産、超絶無名バンドというキャッチコピーもなかなか秀逸。別に愛媛県産でも埼玉県産でも成り立つワードではあるのだが、謎の語呂の良さとやったもん勝ち的発想の勝利で出自と現状をアピールし、興味を抱かせることに成功している。このあたりにも彼女たちのセンスと良い意味での“したたかさ”が表れている気がする。
サブカルの金字塔の遺伝子が脈々と!
彼女たちの楽曲には周りを動かすだけの魅力がある。同じ四国出身のチャットモンチーの初期を連想させるフレッシュな演奏、相対性理論に通じるポップなメロディーと言語センス、さらには椎名林檎ばりの柴田(Vo.)の巻き舌ヴォーカルと、ここ10年ほどの日本の女性アーティストの系譜がギュッと凝縮され、いまの瑞々しい感性で鳴らされているかのような印象だ。
瑞々しくもしっかりとした踊れるグルーヴはここ数年のロックシーンのトレンドを上手いこと消化、吸収している。
高めのトーンで独特のコブシを操る歌声は、いそうでいないオリジナリティ。ちょっとサブカル臭とラジカルポップな雰囲気を醸し出しつつ可愛らしい見た目も含め、総合的に感じるのはその鋭いセンス。
ポップなメロディと、これぞsympathyのサウンドと言えるビター&スウィートなギターサウンドに磨きをかけて、無鉄砲に放出していたエネルギーや、愛してほしいという熱に、一滴、クールでクレバーな大人の雰囲気を交えて、ファンタジックに紡ぎあげた曲が本当に好きな音楽を真摯に愛を持って奏でていたからこそ、曲から溢れ出す暖かさに好感が持てる。
やさしいみらい
ブラックミュージックとポップの交差点
神奈川県横浜市出身。ブラックミュージックのルーツを軸に、”いいから手ぶらで踊ろう”をテーマに掲げ、ポップな感性でアップデートを重ねるバンド「やさしいみらい」。
メンバーそれぞれ異なる音楽的背景を持ちつつも、一つのグルーヴを生み出し、観客を踊らせるライブを武器に活動を続けている。
社会へのささやかな反骨心と、誰も置き去りにしない優しさが、その音に息づく。切なさの奥に確かな光が差す“未来”を描いている。 高校の同級生である松本レン(Vo.)と夢句(Rap.)によって宅録ユニットとして2022年のコロナ禍に結成された。Voの弟である松本カイ(Ba.)、偶然公園で出会った小泉至(Dr.)、SNSで繋がったナツナ(Key.)が加わったことを皮切りに本格的にバンドとしての活動を開始。
スタイリッシュなダンスミュージックだけではない!
ただ踊らせる楽曲というわけではなく、スタイリッシュに仕上がった楽曲は思わず身体を揺らしてしまうことはもちろんのこと
楽曲自体がアラームになっているという遊び心溢れる仕掛けも魅力の一つ。
アーティスト性に関しては、個人的な肌感覚として、Lucky Kilimanjaroと出会ったときの感覚とすごく近いものがあり、音楽性は少し違えど、「踊らせる」ことを重要なコンセプトに置いている点や、リスナーに寄り添うリリック、オーディエンスを味方に付けるパフォーマンスなど、マインド面での共通項が多い。
音楽にはどこかネガティブな感情がありながらも、人を置いていかない優しさがある
猫背のネイビーセゾン
夜を彩るネオンロックバンド
神戸で結成された4人組オルタナティブロックバンド。包み込むような声と表現力を持つヴォーカルに、変拍子や癖のあるバンドサウンドが合わさり、詞を含め絵になるような楽曲を展開。
多様なジャンルを昇華しながら、懐かしさを感じる煌びやかなサウンドと、耳に絡む秀逸なワードセンスが魅力。
個性豊かなメンバーによる鮮烈なライブパフォーマンスでステージを極彩色に染める。
猫背の真骨頂とも言えるネオンロックのビートに絡めて展開されるオルタナ、ダンスロックで日本中を踊らせる、最新形の目撃者であれ。
関西のライブハウスを中心に活動中。
日常の感情を見事に歌詞に織り込んで語りかける
サイケロックやハイパーポップ(自己言及的でユーモラスで過剰なポップミュージック)を
独自にブレンドした中毒性のあるダンスロックサウンドと耳馴染みのいいワードセンスが光る歌詞が生み出す独創的な音楽。
郷愁と空想、哀愁と狂喜が手を取り合うように交わり、反発を繰り返してどうしようもないほどに切実なメランコリックを胸の奥から引きずり出してくる。
身体が自然と踊り出す、というよりは否応なく踊らされてるような感覚がこちらへ手を伸ばして理解を求めてくるのである。そこに彼らの音楽の核心があるように思う。
身体に刻みつけるように躍動するビートとがっちりスクラムを組んだ骨太なベース、楽曲を一発で印象づけるギターリフ、キャッチーで中毒性の高いワードをちりばめながらしっかりとロックサウンドたらしめるボーカル。
音が言葉を引き連れて、その先でくすぶる感情を呼び覚ます。
ライブバンドとして着実に楽曲を育ててきたからこそ、こうして彼らは聴き手の理解を求める音楽を肉体的に鳴らすのだ。時代の浮き沈みを乱反射するようにうねるネオンロックは今、強烈な光彩を放っている。
BESPER
2026年のクリエイティブ集団!
楽曲制作はもちろん、デザインやディレクション、セルフ・プロデュースまで、多岐にわたる活動を手がけるクリエイティブでマルチな才能あふれる6人組バンド。
70’s ニューソウル、80’s AOR、90’s アシッドジャズ、City Popなどを融合させたスタイリッシュな “COOL & POPS” なサウンドが特徴で、独自のグルーヴを生み出している。さらに、ハイトーンで柔らかなボーカルが、その魅力を引き立てる。
LIVEでは、ダイナミックなバンド・サウンドに加え、個性豊かなメンバーのビジュアルとキャラクターが織りなすパフォーマンスで、観客を魅了する。
2010年代、世界的に起きたシティポップブーム。彼らはその時間の中で密接に音楽に触れ成長してきた。そんな彼らにとってシティポップは決して昔を懐かしむものでも、ノスタルジックに浸るだけの音楽でもない。リアルな音楽体験が背景にあるからこそ、彼らの音楽は現代の色味で映し出されているのだろう。
人と違う作曲の出発点
シティポップサウンドを根底にした高い音楽性がじわじわと早耳の音楽ファンに浸透中。
また、SAXやキーボードが全面に出る楽曲では一筋縄でいかないポップ性を披露するなど音楽を作るときの出発点が、人と違うような感じがして曲を聴くたびに、才能のきらめきを感じてしまう。
サウンド的には、鋭利なカッティングギター、ソウルを感じるブラスセクション、頻繁にコード感を変える、転調するなどの”80年代後半〜90年代にかけて流行っていた洋楽のサウンドの要素”を取り入れていて、コンテンポラリーR&Bのようなサウンドを20代のバンドが”あの空気感”を出せるのは凄い…。
BESPERが鳴らす曲は、クールでグルーヴィーで、日常をふっと忘れさせるようなドラマがある。それは彼らの音楽の大きな魅力だが、その曲の中に見え隠れする飾らない人間っぽさや、ふとした時に耳に飛び込んでくる歌詞に散りばめられた喜怒哀楽も聴き手の心を捉えているように感じる。
泥くさくひたむきにグルーヴィーなサウンドを鳴らし続けるBESPERを是非一度。
なるぎれ
とにかくインディーロック!
2021年に東北大学の軽音楽部にて結成されたという4人組バンド。
ローファイ・サーフ、90’sエモ、アンダーグラウンド、DIYパンク、ベッドルームポップといった、この10年における“インディー”の幸福な瞬間をかっさらい、00年代に国内で展開したオルタナティブギター・ロックへと接続したような、この“なるぎれ”なるバンドの大胆かつ甘美なサウンドは激しく心を動かしてくる。
ノイジーで疾走感のあるサウンドと、ハヌマーンやきのこ帝国の影響を思わせるメロディセンスを融合させたバンド。
インディーオルタナの感覚を軸に、アニメやネット文化とも共鳴する独自の世界観で活動中。
この上ない多幸感と高揚感を与えるメロディーとサウンド
薄氷のようなクリーン・トーン・ギターと、ザクザクと刻まれる歪んだギターが絡み合う曲や、叫び声を上げながら縦横無尽に動き回るギターワークが印象的でジュヴナイルな空気感がこのバンドの大きな特徴だろう。
10年代DIYパンクの衝動を引き継いだようにも聞こえ、バンドサウンドよりも遠方に配置されたヴォーカル録音も非常に印象的で、作品全体を通した淡い世界観はその薄く、なびくような歌声によって担保されている部分も大きい。
揺れる感情を抱えたまま進む姿が、この透明感あるサウンドと美しく重なっているように聞こえる。
切なさ、青さ、煌めきに溢れたジャパニーズロック、シューゲイザー、インディポップ、グランジバンド好きな方は是非チェックして欲しい。
berry meet
『等身大の音楽』をコンセプトに掲げる。
たく(Vo./Gt.)、たなかり(Ba)、いこたん(Dr, Cho)からなる3ピースバンド。2022年7月に結成され、東京を中心に活動。
「たくさん会いたい(very meet)」という想いが込められたバンド名で結成して以来、まっすぐな歌詞や温かくも儚い歌声とそのコーラスワークで彩る世界観が話題。
リズム隊ふたりの技術の高さを活かした演奏が、その全然普通じゃないバンドらしさを存分に発揮している。そして、ギターソロを弾き倒すたく(Vo.Gt)の美しいハイトーンボイスを支えながらも、スリーピースバンドとしてのダイナミズムをこれ以上ないくらいに感じさせてくれる。
楽曲に体温を宿す歌唱
メロディアスなサウンドに乗せる歌唱には、バンドの体温がしっかりと感じられ
揺れる感情を抱えたまま歌う姿が、透明感あるサウンドと美しく重なっていて素晴らしい。
呼吸の揺れや言葉の行間で心象を浮かび上がらせ、よくあるラブソングとは違う特別なものにしていた。
生々しい楽器の響き、アンサンブルやコーラスの繊細さが素晴らしく、その精緻でありながら虚飾のないサウンドに呼応するように、歌詞においても、人と人の狭間ですれ違う言葉と心の奥から、純粋さと「本当のこと」を見出そうとするバンドの姿が見えてくる。
Trooper Salute
令和のサブカル金字塔
名古屋の大学の軽音楽部内で結成された、5人編成のシンフォニック・インディロックバンドTrooper Salute(トルーパーソリュート)。
2024年からその活動を本格化させると、活動1年目にして国内外を問わず数多くのツアーバンドのサポートアクトを務めるなどその音楽性に注目が集まっている。
2025年にはフジロックをはじめとした大型フェスへ出演するなど、爆走ぶりがさらに話題となった。彼らの音楽の魅力とは何か。ムサシ(Vo.)の無垢で透明感のある唯一無二のその歌声、毒がないようである独特の言葉選びと綴り方がクセになる歌詞が脳内でループして止まらない。
そして耳を持っていかれるバンドのアンサンブル。
シティポップ風のギターとエレピ、そしてボーカルムサシの脱力感のあるスキャット(歌詞の無い楽器的な歌唱)が印象的だがその一方で伸びやかさも兼ね備えている。そしてそれらを音に身を任せて好きなように歌うことで結果的に上手に使い分けている。
過剰にアレンジしていない素朴さに好感が持てる。
そんなTrooper Saluteのキーマンである小宮颯斗(Key.)と、川谷絵音に絶賛された歌声を持つムサシ(Vo)の声を聞いて初めてわかるTrooper Salute流の音楽体験を是非。
体感したくなるポップネス
サウンドもシンプルなバンドサウンドの相対性理論とは異なりエレピを活用してシティポップ風からサイケ、ロックまで幅広いサウンドを展開している。
ムサシの特徴的な歌唱から一見イロモノバンドのような印象を持たれそうだが、よくよく聴いてみると曲構成は割と王道でいて、特にメロディーがちゃんとキャッチーなので大衆ポップスとしても十分機能出来ると思う。
しっかりしたグルーヴ、多彩なサウンドスケープ、緩急あるボーカル、そして盤石な演奏力でしっかり自分たちの色を出せている。
サウンドのレイヤーが増え、曲自体の個性が変わっていく中でも、埋もれず、変わる個性を理解し、しっかり歌の存在を際立たせる。ムサシというボーカリストがいるからTrooper Saluteのサウンドは自由度が高いのだ。
ゆえに、比類なき独創性を再現できているのだ。
リズムの配置、音色の選び方、歌声のニュアンス、そして楽曲ごとに変化するサウンドスケープ。そのひとつひとつを緻密に積み重ねることで、ジャンルを横断しながらも、どこにも回収されない独創性。それを“実験”で終わらせず、“体感したくなるポップネス”へと昇華しているところにTrooper Saluteの真価がある。
是是
YouTubeでも期待値大のコメント続々!
2025年1月結成、神戸を拠点に活動する5人組ポップロックバンド・是是(ぜぜ)。キャッチーかつドラマチックなサウンドを武器に、人生の中で訪れるさまざまな物語を音楽に昇華している。
配信リリースに先駆け、YouTubeにてMVが公開されていてコメント欄には、この世界観の虜になってしまったリスナーから配信開始を心待ちにする声が相次いだ。音の楽しさにフォーカスを当て、どこか不思議で可愛らしい5人の空気感を存分に感じられる映像にも注目だ。
景色の変化まで感じさせるメロディーやフレーズ
景色の変化まで感じさせるメロディーやフレーズがとてもポップで心地よい鍵盤をメインにし、少し大人な世界観を感じさせる楽曲は、バンドの新たな一面を見せる仕上がりになっていたり、ダンサブルでどこか妖しいサウンドと刹那的な情景を切り取ったリリックが心地よく、心身を委ねているうちに気がつけばこちらまで曖昧で儚くもままならぬ夜へ没入してしまいそうな、甘美な中毒性を纏った曲の虜に。
ロックな雰囲気、言葉の強さ、キャッチーなメロディ、歌声がこの上ない多幸感と高揚感を与えてくれる。上手くいかない毎日でもこの歌声が健康的かつ前向きに心をチューニングしてくれる感じがして素晴らしい。
Ivy to Fraudulent Game
タテノリロックの重要バンド!
2010年10月に群馬県で結成され、キャリアとしては長い彼ら。
寺口宣明(Vo./Gt.)、カワイリョウタロウ(Ba./Cho)、福島由也(Dr./Cho)からなるロックバンド。
バンド名にはIvy=植物の蔦の意で、生命力が強く、広範囲に伸び成長して行く蔦のように音楽やバンドにもなっていけるように。Fraudulent Game=イカサマ的な意で、いい意味で期待を裏切っていきたい。という願いが込められている。2017年12月にビクターエンタテインメント内のレーベルGetting Betterからメジャーデビュー。murffin discsに移籍後、mini muff recordsとタッグを組んで自身のブランド「from ovum」を立ち上げた。2023年9月には現体制となる。
受け継がれていくエモーショナル
跳ねるビートが軽やかなロックンロールやエモーショナルな展開のアッパーな楽曲は先鋭的なオルタナティブシーンと呼応し研ぎ澄まされたサウンドを作り上げている。
声、演奏、メロディ、リズム感、佇まいに聴く人をハッとさせる何かがある。
バンドのクールなイメージも保ちつつ、スタイリッシュでエモーショナル、そして何度も聴きたくなるような楽曲に仕上がっているので、芯の通ったロックアルバムを是非チェックしていただきたい。
moon drop
ラブソングだけを歌い続けるバンド
2014年に三重県伊勢市で結成されたロックバンド。メンバーは浜口飛雄也(Vo./Gt.)、清水琢聖(Gt.)、坂知哉(Ba.)、原一樹(Dr.)で構成される。
2023年ビクターエンタテインメント / Getting Better Records よりメジャーデビューを発表した。
その年全国各地の大型 FES にも多数出演し、そこから飛ぶ鳥を落とすかの如く、ワンマンなどの全公演SOLD OUTを連発。
自称「愛だの恋だのラブソングだけを歌い続けるバンド」であり、恋や愛をテーマにした歌詞が中心で、感情に寄り添う歌声も注目されています。
懐かしさと新しさが見事に同居
ピアノやストリングスを織り交ぜた、瑞々しい青春感溢れるサウンド、浜口飛雄也(Vo./Gt.)の描く淡い切なさを纏った歌詞は、今まで以上にストレートに聴く者に向かう。
90年代半ば頃のトレンディドラマを彷彿とさせる楽曲の要素として当時のJ-POPシーンのギターロックに多用されたクリーントーンや空間系エフェクトを効果的に活かした瑞々しいサウンド、シンガロングを自ずと誘うメロディも含めて、今の時代に似合う形に仕上げて、爽快に奏でているのが印象的。
多層的サウンドの系譜を彷彿とさせるアレンジと曲調、懐かしさと新しさが見事に同居しているこのバンドがさらに幅広いリスナー層に支持されることは間違いない。
吉凶わからず、
ノスタルジックと生々しい質感
読み方が「よしあしわからず」となんとも古風な響きが印象的なバンド名である。
メンバーは、あみ(Vo./Gt. ) 、庄司えつ子(Gt.) 、サヤカ(Ba.) 、柊(Dr.)からなる4人組ノスタルジックインディーポップバンド。
良い時も悪い時も聴き手に寄り添ってくれる音楽をテーマに 2024年2月に始動し、島根県にルーツを持ち大阪を中心に活動中。 ロック、シティポップ、インディーロックなどに影響を受けており、郷愁を感じさせるメロディが特徴。 加えてライブではオルタナティブなバンドサウンドで音源だけでは味わえない一面も楽しめる。
ノスタルジックで切ないサウンドが特徴的なバンドだと巷で話題になる予定です。
作詞作曲を担当しているあみが以前のオリジナルバンドではキーボードボーカルを担当していたこともあり、リードギターのフレーズが耳に残りやすいメロディアスな曲や、庄司えつ子の元々のスタイルを生かした力強いロックな曲と、ポップとロックの振り幅を楽しめるバンドとして聴くのも良し。
心の奥行きと宇宙的スケール感
なんと言っても清々しさを感じさせる歌声と、初めて聴くのにどこか懐かしく、ふいにほろ苦さを感じさせる切ないメロディーセンスが抜群!
歌の良さはもちろん、イントロの入り方、たっぷりのハーモニー、追いかけるようなコーラスワーク、そして最後のサビに向かっていく展開。
何度聴いてもワクワクする仕掛けがぎっしり詰まった楽曲や、彼らのルーツであるファンクミュージックへの本気の愛が色濃く感じられ、濃厚なグルーヴを聴かせてくれる。
オルタナティブで心地良いサウンド、ポップでスタイリッシュなメロディセンス、日常を情緒的かつドラマティックに描きだしたリリックなどに美しさと混沌、生々しい質感を残し、新たな解像度をもたらしています。
吉凶わからず、の多彩な個性をたっぷり堪能して欲しい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昨今ハイクオリティなAI楽曲がかなり横行している中、AIなのか実際に人が作っている作品なのか。
中々、境界や判断が難しくなって来てはいますが、リリースペースやジャケットなどで見分けたりできるが、楽曲のテンションやオンコードに対応が甘い所がある気がして無難な進行が多く見られる。悪くはないが耳を持ってかれるフックが少ない。多ければいいと言うものでは無いが、そこにまだまだミュージシャンとしてつけ入るところが残っているように思える。
そして、平成リバイバルやY2Kなどと未だ当時の良さや懐かしさを求めるブームは日本だけではなく世界中でも起きている。
平成リバイバルに求められていたものは
「ちょっとの懐かしさ」
これからいつの時代の曲を瞬時に聞けるとなってくると懐かしさはちゃんと閉じ込めておいた方がこの先、新しい機能を持った歌になっていく。
「瑞々しい輝きと新品の懐かしさ」
当時の時代感を思い出すための最高のツールとして、音楽に落とし込めているアーティストがまだまだ活躍していくであろう。
その傍らでは、好きな音楽を全部やりたいという止められない制作欲求とそれを実現させる高い技術と情熱で新たなジャンルや聞き馴染みのない音、曲を世に出してるアーティストも居る。
2020年代ベッドルームミュージック(自室で完結する音楽活動)的質感でまとめあげながらも大衆性にもしっかりベクトルを合わせていたりと
この雑食性は衝動だけで成立するものではなく、破壊と構築、破綻と美しさを絶妙なバランスで調整する。
そんな策士的なバランス感覚と音楽的身体能力が可能にさせている作品も若者から続々と発信もされている。
その強い欲求そのものがレベルミュージック(反抗の音楽)としての強度になっている。
来年も世界に向け日本の音楽シーンは進撃をやめないのであろう。








