バンドのライブがしにくい状況ですが、最近では「無観客ライブ配信」に対応しているライブハウスも増えてきました。ファンに音楽を届けるためにも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。そのための方法や、必要になる機材などについて解説していきます。慣れない事だとは思いますが、色々なサービスを駆使しましょう。
目次
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【機材など】バンドがライブハウスで無観客ライブ配信する方法|機材編
ライブハウスで無観客ライブ配信をするための機材を紹介します。
一般的なライブハウスが保有していそうな機材は省いていますが、念のためご利用になるライブハウスに確認を入れてくださいね。
今回紹介する機材(と周辺機材)を揃えると40~60万円ほどになると思います。
補助金があれば使いつつ、バンドメンバーでお金を出し合って揃えましょう。
カメラ
- 外部電源を使っての撮影が可能
- HDMI端子がある
という両方の条件を満たすカメラを用意しましょう。
あまり高価なものでなくて構いません。
スイッチャー
複数のカメラを配信中にチェンジする演出のために使う機材のことを「スイッチャー」と呼びます。
- 「独立したオーディオ入力」が搭載されていて調整可能
- 映像の切り替えがスムーズにできる
という条件を満たすスイッチャーを準備します。
キャプチャーボード
これといって気を付ける条件はないのですが、品薄になりやすいので頑張って探す必要があるかもしれません。
また、ショップによっては平時よりも多少価格が高くなる可能性があります。
ただし、緊急事態宣言の前後に比べれば、割と購入しやすくはなっています。
エンコーダー用ノートパソコン
- メモリ最低16ギガバイト
- core最低17
- USB3.0ポート
という条件をクリアするノートパソコンを準備します。
これくらいのスペックはないとエンコーダーがしにくく、ライブハウスにおける無観客ライブ配信用の「機材」とは言いにくいです。
モニター
できれば21インチ以上あると、画面分割がしやすいのでおすすめです。
ただ、「画面がチェックできる」という条件さえ満たしていればいいので、ここにあまりお金をかけなくていいと思います。
もし、使っていないテレビがあるのであれば、それでも構わないくらいです。
節約するなら1万円以下のものを探しましょう。
【機材など】バンドがライブハウスで無観客ライブ配信する方法|配信サービス編
「bitfanLIVE」で無観客ライブ配信が開催できます。bitfanLIVEの主な特徴を紹介します。
1:用意する機材が少なくて済む
ケースバイケースではありますが、撮影用のカメラとスタッフさえいれば無観客ライブ配信を行うことができます。
気楽に無観客ライブ配信をする方法としては、かなり便利な部類だと思います。
2:1週間前まで予約できる
無観客ライブ配信を行う1週間前までに予約していればOKです。
1~2か月先の予定を決めるのはなかなか難しいものですが、1週間ならなんとかなるという人は多いのではないでしょうか。
3:グッズ販売もできる
無観客ライブ配信が済んだら、「bitfanストア」というサービスを使ってバンドのグッズをインターネット販売することができます。
今、対面でグッズを販売する方法が限られていますが、これならどんどんグッズを捌くことが可能ですね。
グッズの売上で機材などを新たに購入できそうです。
4:メンバー限定ライブ配信もできる
ファンコミュニティを作成することで、コミュニティメンバー限定の無観客ライブ配信ができます。「濃いファン」を作る方法としてもおすすめです。
5:投げ銭機能あり
投げ銭機能があるので、無観客ライブ配信をしつつ、より多い利益を狙うことができます。
ファンとしても、自分の好きなバンドを直接応援できる方法が用意されているのは嬉しいものですよね。
bitfanLIVEと提携しているライブハウスリスト
現在、bitfanLIVEと提携しているライブハウスは以下のとおりです。
これから増えていく可能性もあります。
- 大塚Deepa
- 吉祥寺CLUB SEATA
- 下北沢SEED SHIP
- 渋谷CLUB CRAWL
- Zher the ZOO YOYOGI
- 新宿Zirco Tokyo
- 下北沢CLUB QUE
- 下北沢CLUB251
~ここまで東京~
- アメリカ村DROP
- アメリカ村BEYOND
- 北堀江club vijon
- 梅田Zeela
- 堺東Goith
- 心斎橋VARON
~ここまで大阪~
【機材など】バンドがライブハウスで無観客ライブ配信する方法|Stay Connected with
追加で紹介しますが、実は「Stay Connected with」というサービスを使うことで、無観客ライブ配信ができる全国のライブハウスを探すことができます。
「Stay Connected with」のサイトから無観客ライブ配信に対応しているライブハウスを探すことができます。
今のところ東京都のライブハウスが30箇所ほど登録されていますが、他の都道府県は全て合わせても30箇所ほどとなっています。
率直に言ってまだまだ登録ライブハウスは少ないですが、この先さらに登録が増えていくものと思われます。本記事をご覧になっているライブハウス運営者の方はぜひチェックしてみくださいね。
また、バンドマンのみなさんも、顔が利くライブハウスがあれば声をかけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
バンドマンの皆さんに向けて、無観客ライブ配信に対応しているライブハウスや、ライブハウスを探す方法、それから機材のことなどについて紹介しました。ライブハウス側も「配信形式ライブ」に積極性を見せている印象です。ライブができないと嘆いている方も、ぜひ一度無観客ライブ配信に挑戦してみてはいかがでしょうか。