バンドのCDを探していると「コンピレーション」や「オムニバス」というワードを目にするかもしれません。それぞれどのような意味で、違いはどこにあるのでしょうか。「音楽」から離れて元々の語源から解説していきます。また、外国人に「コンピレーションアルバム」と伝えるにはどうすればいいのかに関しても触れています。
目次
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コンピレーションとは?本来の意味は?
コンピレーションという言葉には「編集したもの」「編集」などの意味があります。
ちなみに、コンピレーションの語源はラテン語の「盗作する」「盗む」「奪う」などです。
ただ、現在ではコンピレーションという言葉にそういうマイナスイメージのニュアンスは含まれていないようですね。
「コンピレーションアルバムに参加したバンド」という言葉に、「盗作アルバムに参加したバンド」なんて意味はありません!
オムニバスとは?
·二人以上の人の作品を一つにまとめたもの
·複数の独立したストーリーを並べて「単独の作品」にしたもの
オムニバスという言葉には上記のような意味があります。
または、「乗合自動車」「乗合馬車」などの意味もあります。
なんとなく、↑の2つのニュアンスに繋がる部分がありますよね。
音楽業界でいうコンピレーションとは?オムニバスとは?違いは?
オムニバスアルバムとは?→色々なアーティスト·バンドの曲が入ったアルバム
コンピレーションアルバムとは?→あるテーマに沿った曲だけが入ったアルバム
それぞれ上記のような意味となっています。
明らかに違いますよね。
例えば、
「たくさんのアーティストが参加しているけれど、テーマはバラバラのアルバム」
については「オムニバスであって、コンピレーションではない」と言えます。
また、
「あるテーマに合う曲しか入っていないけれど、一つのバンドのアルバム」という場合は、
「コンピレーションであって、オムニバスではない」という事になります。
オムニバスとコンピレーションの違いがお分かりいただけたでしょうか。
コンピレーション·オムニバスアルバムをPCで読み取るときの注意点
コンピレーションアルバムやオムニバルアルバムをPCに入れて聴こうとすると、バンド名の表記が「various artists」などになるかもしれません。また、条件次第では「不明なアーティスト」などと出るケースもあります。
これに関しては「手動でアーティスト名を入力する」「コンピレーションアルバム·オムニバスアルバムへの分類を解除する」などの方法で対処できる可能性があります。
もちろんどの音楽ソフトを使うかによって違いがあるので、詳しくはそれぞれの説明書をお読みください。
「コンピレーション」は音楽以外でも使われる言葉です
「オムニバス」という言葉は、クリエイティブな分野以外ではあまり使われていないようです。
しかし、「コンピレーション」はオムニバスとは違い、色々なシーンで使用されています。
いくつか例を挙げていきましょう。
○会計的な意味でのコンピレーション
会計事務所は「コンピレーション」という仕事をしています。
これは、「一番基礎的な財務諸表作り」という意味があります。
企業などからコンピレーションを任された会計士は、依頼者の希望に沿った雛形(もしくは会計士がベストと判断した雛形)を使って、財務諸表を作成します。
それから、
レビュー:財務諸表に重大な間違いがないことを保証すること
監査:依頼者の内部環境やビジネスに沿って財務諸表に関して意見を言う
という作業もあります。
コンピレーションにある程度関係のある仕事だとは思いますが、コンピレーションそのものとは違いますよね。
コンピレーションフィルム
ドキュメンタリー映像や映画等に用いられる「実録資料フィルム」のことを「コンピレーションフィルム(編集フィルム)」などと言います。
コンピレーションメディア
これは「信頼性の高いコンテンツを編集して、読者に見せるメディア」であり、講談社が作ったものです。
ここでいう「コンピレーション」にはそのものズバリ「編集」という意味がありますね。
海外の人に「コンピレーションアルバム」と伝えるには?
音楽の話に戻りましょう。
日本だと、恐らく「コンピレーション=コンピレーションアルバム」だと考えている人が最も多いので、
「今度あのコンピレーション買う?」などと友達に聞けば、「ああ、あのバンドの曲も結構入っているんだっけ?買う買う!」などと返してくれるでしょう。
(そもそも『コンピレーション』なんてお堅い言い方をするかどうかは別として……)
ただ、海外では基本的に「コンピレーション=編集すること、編集したもの」と捉えられるので、「コンピレーションアルバム」のことを言いたいのであれば、そのまま「コンピレーションアルバム」と言わなければなりません。
まあ、音楽関係の話をしている最中なのであれば、「コンピレーション」だけでも通じるかもしれませんけどね。
まとめ
コンピレーションとは「あるテーマに沿った曲を集めたCD」、オムニバスとは「色々なアーティスト·バンドの曲が入ったCD」です。「コンピレーションかつオムニバス」というCDもあるわけですが、両者の言葉の意味は違いますね。
特に「コンピレーション」というワードには他のニュアンスも色々とあるので気を付けましょう。
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