スタジオでバンド練習をする際の注意点|マナーを意識しましょう

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スタジオでバンド練習をする機会はなかなか取れないでしょうから、ついテンションが上がってマナー違反をしてしまうかもしれません。そこで今回はスタジオでのマナーについてお伝えします。「自分達だけは大丈夫」と考えず、ぜひ最後までご覧ください。「バンドの将来にかかわる」と言っても過言ではない部分もあります。

目次

スタジオマナー1:時間厳守

時計

多くのリハーサルスタジオで、練習終了時間の少し前に部屋内にフラッシュがつきます。

これは「そろそろなので荷物をまとめるなどしてください」というメッセージです。

しかし、たまに「終了間際だから、フラッシュつきで楽しく演奏してください」という事だと勘違いするバンドがいるようです。

さすがにそこまでは考えないにしても、なんとなくダラダラして退出予定時刻から微妙に遅れるバンドが少なくありません。

間に合わなさそうな場合はスタジオの職員が片付けのヘルプに入るケースが多いですが、それをさせてしまう時点でかなり失礼だと考えてください。

時間内に退出できなければ、次にスタジオを使うバンドにも迷惑をかける事になりますよね。そのバンドはスタジオ側に苦情を入れるかもしれませんが、バンド同士のトラブルに発展することも稀にあります。

とにかく、

「どのバンドも少しずつ遅れれば、結局フェアになる」などとは考えず、きちんと時間を守りましょう。

もしかしたら他のバンドは守らないかもしれませんが、それでもあなただけはマナーを厳守してくださいね。

スタジオマナー2:他のバンドに声をかけるときの注意点

スタジオ

本来は、自分の好きなバンドを見かけても声をかけるべきではないと思います。

少なくとも、そのスタジオの職員はどんな有名バンドがいても声をかけません。

ただ、正直なところ「バンドがバンドに声をかけること」については黙認しているスタジオが多いです。また、「声をかけられる側のバンド」ももしかしたら慣れているかもしれません。

  • 小声で声をかける(周りの人が気づかないくらいの声で)
  • 握手くらいなら求めてもOK
  • サインなどはそのときの空気次第

ということを厳守すれば声をかけてもいいでしょう。

また、逆にあなたのバンドが声をかけられた場合は、

  • 大声で対応しない
  • サイン会や握手会のような空気を作らない

などのことに気を付けて下さい。

スタジオマナー3:アンプの上に何か置くのは基本的にNG

アンプ

主に「マーシャル」のアンプですが、上の部分に熱を排出するためのスキマがあるアンプに関しては、ここに何か置くべきではありません。

特にペットボトルなどを置いてしまうと、水分が侵入してしまってアンプが壊れる恐れがあります。

ただ、このタイプのアンプでなければ、上に何か置いても基本的には大丈夫です。

とはいえ、あえてアンプの上に置く理由はないはずからできれば避けましょう。

ペットボトルなどについては、ドリンクホルダーがあればそこに置いてください。

ちなみに、意外かもしれませんがアンプが壊れてもスタジオから弁償を要求される可能性は低いです。

ただし、それはバンド側に落ち度がなければの話。

さすがにわざと壊すなんて事は誰もしないでしょうが、上記のようなミスがあればわざとでなくても弁償する事になるかもしれません。

スタジオマナー4:ロビーの使い方について

ギター

荷物はスタジオ内に持っていきましょう。

そうせずにロビーに置いたままにしてしまうバンドがたまにいますが、他のバンドにとって迷惑です。

「いや、交代制なのだから他のバンドも何もないのでは?」と感じるかもしれませんが、その交代間際のタイミングで荷物が邪魔になってしまうわけですね。

また、そうでなくても荷物がスタジオの職員に移動の妨げになるかもしれません。

それに、当然盗難の可能性もあります。

もし何か盗まれたとしてもスタジオ側は何も責任を負えません。

万が一盗難被害に遭った場合は、一応スタジオの職員に落とし物などがないか聞き、あとは自分達で警察などに連絡するのがマナーです。

(マナーなどと言えるほど余裕のある状況ではないのかもしれませんが)

一般的なマナーや常識を意識してスタジオを使いましょう

音楽スタジオ

後は挙げていくとキリがありません。

ですから、「スタジオでのマナー」という事にこだわりすぎず、一般的なマナーや常識を守るようにしましょう。

スタジオの職員さんがいれば軽く挨拶、他のバンドと鉢合わせたら横にずれて進路をゆずる、ゴミは必ず持ち帰る、スタジオの外でも大騒ぎしない……などなど。

これも挙げていけばキリがありませんね。

広く「他人に迷惑をかけない」という事もありますが、

その他にも「将来の炎上を防ぐ」という意味もないわけではありません。

あなたのバンドが軌道に乗って徐々に知名度を上げてきたとします。

そんなタイミングで、どこかから「でも、あのバンドはスタジオの使い方が最悪なんだよね」などの噂が立ってしまえば炎上まではいかないまでも、イメージが悪くなるかもしれません。

バンドには「イメージ商売」という側面もあります。

どれほど知名度が低い時期であっても、「他人に見られている」ということを意識しつつ、マナーを守って行動しましょう。

まとめ

バンドの演奏練習などに使うスタジオでのマナーについてでした。「時間厳守」「他のバンドに声をかけるときは要注意」「アンプなどの機材を大事に」「ロビーを独占しない」などのことを守ればまず大丈夫です。全般的に言えばあなた自身の「気遣い」にかかっています。将来のことも考えてスタジオを利用しましょう!

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