バンドのギターアンプは主に2種類|上手な選び方をご紹介

ここではバンド演奏などで使うギターアンプの選び方について紹介します。ギターアンプには「トランジスタアンプ」と「真空管アンプ」があるのですが、どちらをチョイスすべきなのでしょうか。また、メンテナンスの方法などに関してはどんなことに気を付けるべきなのでしょうか。特にギター担当の方には必見の内容です。

バンドのギターアンプには2タイプあります|選び方は?

バンドなどで使うギターアンプには「トランジスタアンプ」と「真空管アンプ」があります。

あなたのバンドにはどちらが合っているのでしょうか。

正しい選び方を知るために、それぞれの特徴を紹介します。

真空管アンプの特徴

真空管アンプに強い電圧を与えると、真空管がオーバードライブ状態になります。

そのため、音が繊細かつナチュラルに歪んでくれます。

歪みタイプのペダルを使っているバンドであっても、真空管アンプを使えばペダルが不要のなることでしょう。

柔らかい印象のバンドサウンドにすることができるので、真空管アンプのほうがトランジスタアンプよりも人気のような気がします。

真空管アンプのデメリット

真空管アンプの場合、基本的に常に「ジー」という音が出ることになります。

これは故障ではありません。

どうすることもできないので、このノイズを避けたいのであればトランジスタアンプも試してみるといいでしょう。

また、真空管アンプは繊細な使い方をしなければなりません。

例えば、

  1. まず「スタンバイ状態」にする→2分ほど待って真空管が温まってから主電源を入れる
  2. スタンバイにしてから主電源をオフにする
  3. バンド演奏しないときでもスタンバイにしておく
  4. 音を発する状態で、シールドをギター側から外さないようにする
  5. 何年も放置しない

など気をつけるべきことが色々とあります。

トランジスタアンプの特徴

バンド関連の知識が深い人にとっては「ソリッドステート」という呼び方のほうが馴染みがあるかもしれませんね。

電子パーツである「トランジスタ」を使って音の信号を増幅させます。

真空管アンプと違って繊細なメンテナンスは不要です。

また、半永久的に使用し続けることが可能です(もちろん『雑に扱っても壊れない』という意味ではありませんが)。

対応している周波数が広いですから、真空管アンプと比較して音作りのバリエーションが多くなることでしょう。

トランジスタアンプのデメリット

トランジスタアンプを使う場合、真空管アンプとは違って音をナチュラルに歪ませるのは難しいです。

トランジスタアンプについては、「閾値に達するといきなり音が歪む」という感じになる場合が多いです。歪みが多くなると、バンドサウンドが聞き苦しいものになるので注意しなければなりません。

真空管アンプとトランジスタアンプのどちらがいい?|選び方

真空管アンプとトランジスタアンプの特徴を簡単に紹介しました。

選び方のポイントですが、

メンテナンスの手間や扱いの難しさが気にならないバンド→真空管アンプがおすすめ

メンテナンスの手間をカットしたい、コストを抑えたい→トランジスタアンプがおすすめ

という事になるでしょう。

ただ、真空管アンプのほうがいわゆる「良い音」になりやすいので、できればそちらを選びたいところです。

真空管アンプのメンテナンス方法は?

「真空管」は半永久的に使えるものではありません。

だんだん劣化して、音の歪みが弱くなったり音が小さくなったりするようになります。

ですから、折を見て交換しなければなりません。

アンプの種類や使用ペースによって交換すべきタイミングが変わりますが、「音が少しおかしくなってきた」と感じたのであれば、すぐに交換してしまうことを推奨します。

さて、真空管アンプには「パワー管」と「プリ管」が入っています。

プリ管についてはただ抜き差しすればいいだけですから、バンドメンバーの誰であっても交換できるかと思います。

しかし、パワー管に関しては「バイアス調整」という専門知識を要する作業が必要となりますし、失敗すれば感電する恐れもあります。

ですから、専門家に依頼することをおすすめします。

バイアス調整とは

「真空管に流れる電流の量をコントロールする作業」のことをバイアス調整と言います。

いくら選び方に気を使ってバンドにとって最適な真空管アンプをチョイスできたとしても、バイアス調整が上手くいかなければ、音が弱くなったり真空管にダメージを与えたりすることになります。

ですから、やはりプロフェッショナルに任せてしまいましょう。

ただし、「真空管アンプを出荷する段階でバイアス調整は済んでいる」ので、真空管の初回交換までは基本的にバイアス調整をする必要はありません。

ちなみに古い真空管アンプに関しては、「バイアス回路」という部分も劣化して使えなくなる可能性があります。

その際は、回路も変えなければなりません。

もちろんこれも一般の方ができる作業ではないので専門家に依頼しましょう。

まとめ

トランジスタアンプのほうが何かと扱いが楽ですが、「バンドとしての音」を重視するのであれ真空管アンプを選びたいところです。真空管アンプの選び方に関しては、単純に性能や価格などで決めればいいと思います。真空管アンプのメンテナンスは非常に難しいので、自力で行わずにプロフェッショナルに依頼して下さいね。