アース・ウィンド&ファイアーのディスコの名曲5選|セプテンバー等

アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)

本記事では「アース・ウィンド&ファイアー」の名曲を5曲紹介していきます。色々なジャンルのヒットソングをリリースしている彼らですが、ここではその中の「ディスコソング」に絞ってお伝えしていきます。
「アーティスト名だけは知っているけれど……」という人でも、実際に聴くと「ああ、コレか!」となるかも。

目次

アース・ウィンド&ファイアーとは?|ディスコの名曲メーカー

アース・ウィンド&ファイアーは特に70年代後半~80年代前半にかけて大活躍したアーティスト。2000年以降も活動は続き、日本人を含む多くのファンを魅了しました。
実はデビュー2作まではあまり人気が出ず、3作目から大胆なメンバー変更をして、ソウルとファンク、そしてディスコサウンドをメインとした路線へと変わっていきました。

今回はそんなアース・ウィンド&ファイアーの「ディスコの名曲5選」を紹介していきます。
※アース・ウィンド&ファイアーの名曲を20曲紹介した別記事もございます(こちらではディスコソング以外にも触れています!)。

アース・ウィンド&ファイアーのディスコの名曲5選

ディスコの名曲1:宇宙のファンタジー(1977年)

穏やかなイントロから、いきなりシンプルですぐに馴染むリフに転換するという構成。
これこそがディスコの名曲たるゆえんでしょうね。
豪華で質の高いコーラスワークも魅力。

この時期には日本でもディスコブームが訪れはじめていました。
だからこそ、「単にダンスをさせるためだけのディスコソング」も少なくなかったのですが、そのような中でアース・ウィンド&ファイアーのこの曲は、多くの日本人をうならせました。

ちなみにアメリカよりも、日本でヒットしています。
どことなく寂しげなメロディーが日本人の感性にマッチしたのかもしれませんね。

ディスコの名曲2:ジュピター(1977年)

「ファンクバンドとしてのアース・ウィンド&ファイアー」を全力で楽しめる名曲。
何度も転調したり、二拍三連を多く使ったりと、聴く人の高揚させるためのテクニックが多く盛り込まれています。
90年代以降もクラブDJなどの間で大いに愛されています。

ちなみにアメリカではシングルカットされていませんが、日本ではされています。

ディスコの名曲3:セプテンバー(1978年)

世界的に大ヒットしたディスコの名曲です。
「アース・ウィンド&ファイアーの代表的なディスコソング」というよりは、むしろ「ディスコ界の代表的な名曲」であると言えるでしょう。

ちなみにアース・ウィンド&ファイアーのリーダーであるモーリス・ホワイトは、1977年に「ベスト・オブ・マイ・ラブ/エモーションズ」を手掛けており、こちらも大ヒットしました。
この2曲のグルーヴと構成にはやや似ている部分があります。
同じタイミングで複数の大ヒット曲を生み出したモーリス・ホワイトは、この上なくノリに乗っていたと言えるでしょう。

ディスコの名曲4:ブギー・ワンダーランド(1979年)

「セプテンバー」からわずか1年ほどで世に送り出されました。こちらもディスコ界の代表曲であると言えるでしょう。この頃のアース・ウィンド&ファイアーがディスコソングにウエイトを置いていたという事が分かりますよね。

ブギー・ワンダーランドではヴォーカルにエモーションズを起用して、レコーディングにはデヴィッド・フォスターやトトのメンバーを使っています。
つまり、「今までのアース・ウィンド&ファイアーサウンド」からの変化を狙ってもいたのです。
これによって更に白人層のファンを増やしたと言われています。

ちなみにオージェイズの大ヒットディスコソングである「裏切り者のテーマ」がこの曲のベースです。

ディスコの名曲5:レッツ・グルーヴ(1981年)

1980代以降、さすがにアース・ウィンド&ファイアーの人気も落ち着いていきます。
ですが、1981年にリリースされたこの「レッツ・グルーヴ」はR&Bチャートで8週連続ナンバーワンとなりました。

久々に「セプテンバー」的なグルーヴをメインに据えた楽曲であり、「曲のスタートからラストまでBPMを一定にしてある」「キャッチーなメロディーである」など、「ディスコソングをヒットさせる!」という意気込みを感じる名曲となっています。

アース・ウィンド&ファイアーの日本人ファンはどの名曲ディスコが好き?

アース・ウィンド&ファイアーの40周年に合わせて「WE LOVE EW&F」という企画が行われました。
その中で日本人ファンによる「人気曲投票」が行われましたのでトップ10を紹介しますね。

1位:セプテンバー
2位:宇宙のファンタジー
3位:レッツ・グルーヴ
4位:ブギー・ワンダーランド
5位:アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン
6位:ゲッタウェイ
7位:シャイニング・スター
8位:石の刻印
9位:暗黒への挑戦
10位:リーズンズ

やはり記事前半で挙げたようなディスコ系の名曲が多く、「アース・ウィンド&ファイアーと言えばディスコ!」と感じているファンがたくさんいることが分かりますね。

ちなみに「セプテンバー」が1位だったことに対して、アース・ウィンド&ファイアーのヴォーカルであるフィリップ・ベイリーは、「どのコンサートでも特別な感情をこめている曲です。日本でこの曲が愛され続けているのはとても幸せなことです」と述べています。

まとめ

様々なジャンルの名曲を世に送り出しているアース・ウィンド&ファイアー。今回はその中から「ディスコの名曲」に絞って紹介しました。まずは人気投票でも第1位となった「セプテンバー」から聴いてみてはいかがでしょうか。
※「アース・ウィンド&ファイアーの名曲20選」という別記事もございます。ぜひお読みください。

アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)