今回はアメリカのロックバンドである「フー・ファイターズ」の初心者向けおすすめ曲を紹介していきます。もちろんどの曲を聴くかはあなたの自由なのですが、特に聴きやすい曲をピックアップしたつもりです。
また、フー・ファイターズのリーダーである「デイヴ・グロール」についても簡単に解説しています。
目次
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フー・ファイターズとは?|初心者向けおすすめ曲解説の前に
「フー・ファイターズ」はデイヴ・グロールをリーダーとする、アメリカのロックバンドです。
デイヴはもともと伝説的なバンドである「ニルヴァーナ」のドラマーでした。
ですが、ギターヴォーカルのカート・コーバンが1994年に自死したことから、ニルヴァーナは解散してしまいました(表現としては『活動休止』ですが、復活は難しいでしょう)。
デイヴはそれからも音楽に打ち込み、1995年にフー・ファイターズとしてもう一度デビューすることとなりました。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲
それではフー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲を紹介していきます。
いい意味で「ダークな曲」が少ないバンドですから、ほとんどどの曲も初心者向けではあるのですが、筆者が独断と偏見で選んだ「この曲!」を挙げていきますね。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲1:BIG ME
フー・ファイターズの第1弾アルバムに収録されています。一応フー・ファイターズ名義のアルバムなのですが、デイヴ・グロールが全楽器を担当しています。
2分くらいの聴きやすいラブソングですね。
「昔の大物ロックンローラー」と聞くと、「お騒がせ」「クレイジー」などの言葉を連想する人が多いと思いますが、デイヴ・グロールは温厚でフレンドリーだったことで知られていますね。
そういうデイヴの人柄が詰まったような名曲です。
ビートルズを思わせるような短く単純な構成の曲ですが、実はポールマッカートニーとデイヴは友達でした。実際、ポールマッカートニーがドラマーとしてフー・ファイターズの楽曲に参加したこともあります。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲2:THE PRETENDER
こちらはフー・ファイターズの第6弾アルバムに収録されています。
フー・ファイターズのシリアス寄りの名曲なのですが、サウンド自体はスピード感があって直球勝負。ですから初心者向けだと思いますね。
でも歌詞はかなり難解です。
あなたなりに解釈してみるのもいいですし、「なんだかいい感じの歌詞だな」で済ませるのももちろんアリです。音楽の味わい方は自由ですので。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲3:ALL MY LIFE
フー・ファイターズの第4弾アルバムに収録されています。
これもシリアス寄りの名曲ですね。
変拍子を導入した実験的な楽曲ですが、フー・ファイターズはいとも簡単にこれを演奏します。
ただ、歌詞そのものはかなりポジティブです。
まあ、タイトル自体が前向きですしね。
「シリアスではあっても、暗くはない」ということなのです。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲4:MY HERO
第2弾アルバムに収録されています。
「第1弾アルバムの全演奏はデイヴが担当した」と言いましたが、ここからは他のバンドメンバーの手も加わることになります。
ただし、ドラムについてはほぼデイヴが手掛けていますね。
ドラムソロからスタートして、ベース、ギターと楽器が重なっていく力強い楽曲です。
タイトルが「MY HERO」であり、歌詞としても誰かを称賛しているようなのですが、それが誰なのかは分かりません。
聴く私たちが誰かを当てはめれば良さそうですね。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲5:EVERLONG
こちらも第2弾アルバムに収録されています。
ポジティブでキャッチーなロックナンバー。
歌詞としても「いつでも一緒にいてほしい」感じの心温まる雰囲気です。
それでいてどこか影のあるムードの名曲。
というわけで、「ちょっと毒のあるフー・ファイターズが聴きたい」という初心者におすすめです。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲6:RUN
第9弾アルバムに収録されています。
フー・ファイターズの中でも特に展開の激しい楽曲。
このときすでにキャリアが20年を超えていた彼らだからこそ、作ることができた名曲ですね。
デイヴはこの曲を「逃避の歌」と表現しています。
「手遅れになる前に、自分らしい幸福な場所に駆け込むんだよ」とのこと。
「なんでもかんでも逃げまくっていいわけではないけれど、ときには逃げること大事」ということなのでしょうね。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲7:MONKEY WRENCH
第2弾アルバムに収録されています。
フー・ファイターズのシンボルとも言えるロックナンバーです。
アメリカっぽいポジティブで陽気なムードを醸し出している、スピード感とキャッチーさがある楽曲ですね。
最大の見せ場は、ラストのサビに入る前の、身体が壊れそうなロングシャウト。
クイーンのブライアン・メイが手掛けたコンピレーションアルバムにはこの曲が入っています。よっぽど好きな曲なのでしょうね。
ちなみにデイヴもブライアン・メイも友人でした。
また、日本のテレビコマーシャルやバラエティー番組のテーマ曲として使われていたこともあります。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲8:WALK
第7弾アルバムに収録されています。
ギターのアルペジオからスタートして、だんだんとバンドサウンドのテンションが上がっていく展開です。
ヴォーカルもはじめは控えめなのですが、特にラストのサビ前の熱唱には、聴いている側の心も揺さぶられます。
「過去を大事にしながらも、再び歩いていこう」というメッセージがこめられた歌詞も魅力。
ちなみにデイヴのお子さんが一人で歩けるようになった事がきっかけで作られた曲です。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲9:BEST OF YOU
第5弾アルバムに収録されています。
どの大物バンドにも存在する「全部サビみたいな曲」。
フー・ファイターズの場合は、特にこの「BEST OF YOU」が当てはまるはずです。
いきなりキャッチーでエネルギッシュなヴォーカルからスタートし、そのままリスナーの心を揺らすようなロックで最後まで駆け抜けます。
この曲の中の「YOU」とは何のことなのか、そもそも何をテーマとする曲なのか。
ファンの間でも捉え方が分かれているようです。
もちろんリスナー一人一人の中に正解があるはずです。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲10:LEARN TO FLY
第3弾アルバムに収録されています。
ちなみにこのアルバムから、テイラー・ホーキンス(ドラム担当)が加入しました。
テイラー・ホーキンスは言わば縁の下の力持ちですし、フー・ファイターズのムードメーカーでもありますね。
フー・ファイターズの中でも特にサビがメロディアスな名曲。
爽やかで、どことなく肩の荷が降りるようなムードがありますね。
日本でも某化粧品のテレビコマーシャルで使われていたので、フー・ファイターズについて全く知らない人でも、耳にしたことがある方が少なくないのではないでしょうか。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲11:IN YOUR HONOR
第5弾アルバムに収録されています。
フレッシュな雰囲気のギターと、「轟音」とも表現すべきドラムサウンドが、なぜか完璧にマッチする名曲。
アルバムの1曲目を飾るにふさわしい楽曲。
また、何度でも繰り返し聴きたくなるような不思議な魅力もあるので、「アルバムの2曲目以降にいけない!」なんて日もあるかもしれませんね。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲12:TIME LIKE THESE
4枚目のアルバムに収録されています。
スピード感とフレッシュさがあるロックナンバー。
聴いているだけでポジティブになれる、フー・ファイターズの魅力が詰まった名曲です。
デイヴの控えめな人柄が、この曲にも表れているような気がしますね。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲13:Bridge Burning
第7弾アルバムに収録されています。
豪快な演奏とヴォーカル。とにかく男気溢れる名曲です。
ちなみにこの曲が収録されている第7弾アルバムは、グラミー賞を4つ獲得しています。
そしてこのアルバムのプロデューサーは、ニルヴァーナの「Nevermaid」というアルバムも手掛けています。
フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲14:Good Grief
第1弾アルバムに収録されています。
ニルヴァーナファンにもおすすめできる心に響くロックですね。
どことなく懐かしい雰囲気のリフと、フワフワ感のあるメロディー。
なんとなく心の奥底を優しくひっ搔いてくるような名曲だと思います。
まとめ
「フー・ファイターズの初心者向けおすすめ曲」を紹介しました。
今回は「おすすめ曲」と題して1曲ごとに紹介しましたが、「初心者向けおすすめアルバム」としては「Greatest Hits」を挙げておきます(※今回解説した曲が全て入っているわけではありません)。代表的な曲が収録されており、「フーファイデビュー」にピッタリ!