伝説的歌手兼ダンサー・マイケルジャクソンのおすすめ曲を14曲紹介!

マイケルジャクソン Michael Jackson

今回は世界的アーティストかつダンサーである、マイケルジャクソンのおすすめ楽曲を14曲紹介していきます。「マイケルジャクソン」という名前を知らない人はいないと思いますが、「曲は全然聴いたことがない」という方もいるのではないでしょうか。「これだ!」という曲があればぜひ聴いてみてくださいね。

目次

マイケルジャクソンとは?|おすすめ曲紹介の前に

13のグラミー賞を獲得し、ギネス認定されているマイケルジャクソン。
まずは彼の概要を紹介します。

はじまりはジャクソン5から

彼はもともと、マイケル、マーロン、ジャメイン、ティト、ジャッキーの5兄弟によるバンドである、「ジャクソン5」のメンバーでした。

兄弟の父であるジョセフが子どもたちに音楽を教えて、ジャクソン5が誕生しました。
ただ、意外なことに最初、マイケルはグループに入っていませんでした。

ですが、母のキャサリンがマイケルの歌唱力の高さに気づき、グループに加入することとなったのです。
そのまま結成から1年程度で、彼がリードボーカルをするように。それだけの実力があったのですね(ちなみに声域は4オクターブ)。

そしてマイケルジャクソンが11歳の頃、ジャクソン5はメジャーデビュー。
デビュー曲はアメリカのチャートでナンバーワンとなりました。

超一流ダンスプレイヤーでもあったマイケルジャクソン

マイケルジャクソンと言えば「ゼログラヴィティ」や「ムーンウォーク」などのダンステクニックでも有名です。
また、彼のダンスのキレは常にすさまじく、「静」と「動」の激しいメリハリは観るものを魅了します。

妹も超一流アーティスト

妹はジャネットジャクソン。こちらも言わずと知れた世界的アーティストですよね。
日本の歌手で言うと、クリスタルケイ、AI、安室奈美恵などが彼女の影響を受けています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲14選|ダンスナンバーからバラードまで

それではマイケルジャクソンのおすすめ曲を14曲挙げていきます。
「ノリノリのダンスナンバー」が多い印象の彼ですが、バラードにも名曲があるので併せて挙げていきますね。

マイケルジャクソンのおすすめ曲1:ブラック・オア・ホワイト

彼の曲の中では一番アカデミックと評価されている名曲です。

この曲のタイトルを見ると、人種差別を連想する人が多いでしょう。

また、「そういえば白人に憧れて、肌を白くしたんだっけ」と思って人もいるかもしれません。
ただ、それは間違いで、彼は小さい頃から肌の疾患にかかっていて、身体のあちこちに白色の斑点がありました。それを理由に肌のケアをしただけですね。

実際、皮膚の色素が抜けても、マイケルジャクソンは黒人であることに誇りを持っていました。歌詞からもそれは明らかです。

マイケルジャクソンのおすすめ曲2:スクリーム

彼の妹であるジャネットジャクソンのデュエットソングです。
その頃の最新鋭のコンピューターグラフィックが活用されたショートフィルムに二人とも出演しています。

また、AKIRA、バビル二世など日本のアニメーション映像がところどころ使われているという特徴があります。
モノクロな世界の中にサイエンスフィクションの要素があり、マイケルジャクソンの叫び、つまりスクリームが効果的に出てきます。

制作には約700万ドルがかかり、「史上一番お金がかかったプロモーションビデオ」としてギネス認定されています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲3:バッド

この曲は最初、プリンスとのデュエットソングとして制作されていました。
ですが、「僕がいなくてもこの曲はヒットする」とプリンスが告げたことから、マイケルジャクソンのシングル曲として世に出ることになりました。
両者の余裕と「音楽へのこだわり」が伺えるエピソードですね。

「強盗と間違えられた警官に射殺された青年の実話」をベースに、この曲のショートフィルムが作られました。

ダンスシーンはカラー、ドラマシーンはモノクロ。
ミステリアスな構成も魅力です。

マイケルジャクソンのおすすめ曲4:ビート・イット

R&Bとハードロックを組み合わせたような名曲です。

「Beat It」という言葉には、「失せる」「逃げる」、もしくは「失せろ!」「逃げろ!」のようなニュアンスがあります。

彼はこの曲に「暴力的報復から発生する負のサイクルから抜け出して、死よりも生を選択しよう」という気持ちをこめたとされています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲5:ビリー・ジーン

ビルボードチャートで7週連続ナンバーワン。
マイケルジャクソン自身が作詞作曲。

ダンスパフォーマンスも超一流である彼ですが、それが最もハイレベルで発揮されているのはこの曲であるとされています。

モータウン25周年記念ライブ(1983年5月)に初披露。
プロモーションビデオとかなり違うダンスパフォーマンスを行い、その中にはあの「ムーンウォーク」もありました。

マイケルジャクソンは以降のライブでもこのようなパフォーマンスを魅せ、多くの観客を熱狂させました。

マイケルジャクソンのおすすめ曲6:スリラー

この曲が入ったアルバムはクインシー・ジョーンズと組んで制作され、「一番売れた音楽アルバム」としてギネス認定されています。

この曲のプロモーションビデオは軽く10分以上あり、マイケルジャクソンのゾンビメイクや狼メイクでも話題になりました。
映像のジャンルとしてはホラー系。

ちなみにアメリカではハロウィンの時期になると「スリラー」の売れ行きが伸びます(2014年にはいきなり35位に!)。
ビルボードは「ハロウィンソングの史上第1位はスリラーである」と述べています。

日本でいうところの「クリスマス・イブ/山下達郎」に近いのかもしれませんね(こちらもクリスマスシーズンに売れます)。

マイケルジャクソンのおすすめ曲7:スムース・クリミナル

ダンサー全員が斜めに傾く「ゼログラヴィティ」で知られている曲です。ちなみにこのゼログラヴィティをするための仕組みは特許を取得しています。

何度か「Annie are you ok?」という歌詞が出てきますが、この「アニー」とは、「心肺蘇生トレーニング用のマネキンの名前」です。

ですが、「アニーは私のことだ!」と言う謎の女性が現実に登場したり、「ショートフィルムの中に出てくるケイティのことを指しているのではないか」と予想が飛び交ったりしました。

マイケルジャクソンのおすすめ曲8:ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス

チームダンスが印象的な名曲ですね。

ブラジルバージョンとプリズンバージョンの2種類のプロモーションビデオがあり、両方ともスパイク・リーが監督を担当しています。

プリズンバージョンには現実で起きた暴動や事件の映像が、ブラジルバージョンにはブラジルのスラム街の映像が使われているなど、衝撃的な作品として認識されています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲9:マン・イン・ザ・ミラー

彼の世界ツアーのエンディングに採用された名バラード曲。全米チャートでナンバーワンにもなっています。

プロモーションビデオからは「戦争や人種差別などに反対する」という強いメッセージ性が感じられます。
また、マイケルジャクソンは1987年に日本の幼稚園を訪れていますが、そのときの映像も入っています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲10:ディス・イズ・イット

自身の死後、はじめて世に出た楽曲です。こちらもバラード。
マイケルジャクソンのドキュメンタリー映画の題名にもなっていますね。

プロモーションビデオの監督はスパイク・リーであり、映像にはマイケルジャクソンに対する称賛が込められています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲11:ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ

鮮やかなホーンセクション、パーカッションとファルセットのリズムなどが高く評価されている名曲です。

ソロになったマイケルジャクソンは、自身が作詞作曲したこの曲でアメリカナンバーワンになったことで、さらに自信をつけたと言われています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲12:ロック・ウィズ・ユー

マイケルジャクソンが爆発的に人気になる前の名曲。R&B色が強く、そこまでエレクトロ感がない曲です。
通なファンの中には、これをベストソングに挙げる人も少なくありません。

ちなみにこの曲は、はじめはカーペンターズに提供される予定だったと言われています。

マイケルジャクソンのおすすめ曲13:オフ・ザ・ウォール

この曲がリリースされたとき、彼は20歳でした。
作曲にも積極的に関わるようになり、才能がさらに花開き始めていた時期ですね。

ちなみにこの曲のサビが、日本語の「そうじゃない~」に聞こえるというネタがよく知られています(全く重要な話ではありませんが……)。

マイケルジャクソンのおすすめ曲14:ヒューマン・ネイチャー

TOTOのスティーブ・ポカーロが作曲、編曲。
スティーブは自分の娘のために作ったそうです。

作詞はジョン・ペティス。
「それが人間の性(さが)だから」という歌詞がありますが、この表現には「自分もみんなと変わらない」というメッセージがこめられていると言われています。
そのため、「ジョンはマイケルの心情を想って書いたのではないか」と推測されています。

まとめ

マイケルジャクソンのおすすめ曲を14曲紹介しました。リリースからかなりの年月が経つ曲ばかりですが、どの曲も全く色褪せませんし、今なお多くのファンに愛されています。
偉大なアーティストだった彼の曲に、今一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。もちろん音楽とともにダンス映像を楽しむのもアリですね!

マイケルジャクソン Michael Jackson