バンドのボーカルがキーを調べるには?異性の曲も上手に歌おう!

熱唱

バンドのボーカルがキーを調べる方法を挙げていきます。「ボーカルとしてのキーを調べる方法」と「歌いたい曲のキーを調べる方法」の両方を紹介します。また、「キーの調整の仕方」や「キーを調整することの是非」などについても解説します。歌える曲のレパートリーを広げるためにはとても大事なことです。

目次

バンドのボーカルが自分の制御できるキーを調べる方法は?

伴奏

「自分の出せるキー(音程)を調べる」と聞くとすごく難しいことをするように思えるかもしれませんが、やることは実にシンプルです。

まず、発生のトレーニングなどをして自分が出せるキーをチェックしましょう。

この際、楽器に合わせて確認するのが普通ですが、基本的にはピアノを使うといいでしょう。

ボーカルが出せるキーが分かったら、今度は「歌として成立する声なのか」も調べるようにしてください。バンドをする以上は、「歌っている最中でも難なく継続的に出せるキーの範囲」を探らなければなりません。

それから注意点なのですが、低音のほうもきちんと調べるようにしてください。

なんとなく高音のほうが「苦労して出すもの」というイメージがあるせいか、低音の確認を忘れる人がいますので気を付けましょう。

ちなみに、訓練次第で高音方向にはどんどんキーを広げていくことができますが、低音方向に広げるのはかなり難しい(もしくは無理)と言われています。

バンドのボーカルが歌のキーを調べる方法

楽譜

これについては必ずしもボーカルが調べる必要はありませんが(他のポジションの人でも構わないという意味)、できればやはり「声を出す本人」がチェックしたいところです。

ただ、これもすることはシンプルです。

「その曲の中で一最も高い音、低い音」を調べればいいだけです。

そして、「最も低い音~最も高い音」が全て無理なく出せるのであればその歌を歌うことができます。

ちなみに、最も高い音はサビ、最も低い音はAメロかBメロのどちらかにある可能性が高いです。

バンドのボーカルのキーと歌う曲のキーがずれている場合は?

作曲

ボーカルのキーが判明したら、バンドとしてはそれに合わせた曲を作ればいいと思います。

色々と思うところはあるかもしれませんが、ボーカルに負担をかけないためにも、とりあえずはこの方針でいきましょう。

ただ、コピー曲を歌う場合は「バンドのボーカルのキーと歌う曲のキーがズレている」ということが普通にあり得ます。

(このズレについては調べるまでもないかと思います)

そういった曲は歌うことができないのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。

曲のほうのキーを調整して歌ってしまえばいいだけです。

また、「歌えるには歌えるけれど、キーを変えたほうがもっと歌いやすい」という場合もキーを調整してしまっていいと思います。

キーの変え方

ピアノ

キーを変える可能性が高いのは、「男性(女性)ボーカルが女性(男性)ボーカルの曲を歌う」というときだと思います。

異性のボーカルの曲を歌うことでバンド演奏に「味」が出ることもあるので、ライブなどで試してみてはいかがでしょうか。

しかし、いざキーを変えるとなったときに、機械的にオクターブ上下させる人が少なくありません。

ですが、そこまでキーを変えると「やりすぎ」になる可能性が高いです。

一般的にオクターブ上げるのが+12、下げるのが-12と表記されますが、

とりあえず「±7もしくは±8」だけキーを調整することをおすすめします。

これなら、異性の曲を無理なく歌える可能性が高いです。

ただ、もちろんバンドのボーカル次第ですので、キーをオクターブ動かしたほうが良い場合もあれば、反対にもっと狭く動かしたほうがマッチする可能性もあります。

ですから、まずは「±78、そのあとさらにキーの調整」と考えてみてはいかがでしょうか。

曲のキーを変えることで変に聞こえてしまうことはないの?

熱唱

「曲のキーを調整することで、バンド演奏が変に聞こえてしまうことはないの?」という疑問を抱いている人もいるかもしれません。

これに関してですが、きちんと調整できているのであれば全く問題ありません。違和感なく聞こえるはずです。

よくカラオケなどで「この人、無理に高い(低い)曲を歌って変なふうになっているなあ」と感じることがありますが、これはキーの変更の仕方を間違っているだけです。

というか、遊びでカラオケをするだけなら、『キーを調整している』という意識さえないかもしれませんね。自分のキーを調べることもしていないでしょう。

バンドのボーカルの皆さんは、先ほどの解説を参考にしてキーを上手く調整してみてくださいね。

最悪なのは「途中からキーを上げ下げする」ということです。

それでも練習中なら全く問題ないわけですが、ライブ中にやってしまえば非常に滑稽です。

スタイリッシュなイメージのバンドであればあるほど面白くなって、観客に笑われてしまうかもしれないので気を付けましょう。

とにかく「これくらいのキーの曲ならイケる!」と意地を張らないようにしましょう。

臨機応変にキーを調整できることのほうが大事です。

まとめ

バンドのボーカルがキーを調べる方法を紹介しました。「自分が『歌』として出せる最も低い音・高い音を探る」だけですからシンプルです。自分のキーと、歌いたい曲のキーが分かったら調節をします。安易にオクターブずらすような事はせず、真剣に調整することが大事です。それができれば歌える曲の範囲が広がりますね。

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